大力三十五人力和尚 

養善寺 第七世住職 赤尾 恵秀


 

当山第七世住職恵秀は三十五人力の大力(かいりき)僧にて身の丈七尺(約210cm)に近く、三尺ほどの生石を軽々と持ち上げられたと伝えられ、猛牛を片手でねじ伏せ、両手に山賊2人の襟髪をつかみ、拍子木にして打ち付けバラバラに打ち砕き、3度で6人を退治、米沢に来た体重四十三貫(161kg)の横綱 谷風梶之助を座布団に乗せたまま後ろから軽々と持ち上げ、2~3度上げ下げして見せ、流石の横綱も「魔物が来た」と驚かせた。

 

・・・等々、逸話甚だ多し、又、大力に如ぶるに軽捷無類飛ぶが如く、よく福島の寺に夜咄しに出かけ、翌朝まで寺に戻るのを常とし、胸にあてがった傘は歩行の速さの為吸い付いて地べたに落ちなかったという。

 

養善寺恵秀 文化2年(西暦1805年) 8月17日没 享年83歳(境内に墓あり)

 また、境内にある恵秀のお墓へ三度お参りすることで三十五人力のご利益を賜ることができると古くから伝えられている。